今現在、日本にはコンビニエンス・ストアの2.5倍と言う数の「歯科医院」が存在しています。
厚生労働省(旧厚生省)の統計では1970年くらいまででは、国民人口10万人に対する歯科医師の数は、おおよそ35名ほ
どでありました。
ところが1975年頃を境にその数は急増し、2000年に至って「約70名」を超え、現在ではおそらく
10万人の人口に対して75名を超える歯科医が毎日診療にあたっている事と思われます。
30年昔から比べるとその数は「倍」です。
ところが、我々日本人の1人あたりの「健康な歯」の平均数は70年代ではおおよそ15本であった ものが2000年にはなんと、 12本を割り込むところまで「減少」してしまっているのです。
これは一体、どうしたことでしょうか?
「8020運動」と言う事が言われています。
これは旧・厚生省や日本歯科医師会などからの提案で、80歳になった時に最低でも20本の「歯」を残しておこう、とい
う取り組みの一つでした。
しかし、現実は80歳の時点では「6本程度」の歯しか残ってはいません。
では、この30年間、歯科医師はまったく仕事をしてこなかったのでしょうか?
日本中の患者さんは「歯の健康」に全く無関心であったのでしょうか?
実際はむしろまるで「逆」で、歯科医は「小さなむし歯」を見つけてはその治療に明け暮れていたの です。
そして、患者さんも熱心に「治療」のために歯科医院に通い続けたのです。
けれども、そこからは「予防」と「メインテナンス」、「健康の増進
」という視点はスッポリと抜け落ちてしまっていたのでした。
なにが一体、本当に患者さんの利益につながるのか?
わたしたち「パール歯科医院」ではこのような現実を見据えて、従来の一般的な「治療中心主義」の
医療から、一生涯を通じた健康を維持出来る「予防中心主義」の医療へと大きく舵を切りました。
これは私たちの診療所だけではなく、本当は日本中、世界中の歯科医院で取り組んでいかねばならない事であるに違 いありません。
でも、現実は?
私たちパール歯科医院では、本当の健康を手に入れて頂くために「予防中心主義」の歯科医療を 皆様にご提案させて頂きたいと思います。