今日の日曜日は仕事には関係の無い「趣味」の用事?で京都に出かけておりました。
旧知の友人と久方ぶりの時を過ごしたのですが、夜に京都駅に向かうと駅前を「反原発」をアピールするデモの人たちが通りかかりました。
東京の方ではそのようなデモが金曜日とかに行われているらしい・・事は聞いていたんですけど、・・そうか、こっちでもやってるんや。
さて、このところ日本列島は連日の猛暑にみまわれ、とりわけ京都の夏は暑いですよね。
8月も例年以上に気温が上がるようなこと言ってます。
数十年前となんか日本の「気候」は変化してきているように感じます。
そんな中での「電力不足」。
・・節電をしましょう、と言いながら一方で適切にエアコンを使いましょう、とも言ってる。
このところ毎日「1000人」以上もの人が熱中症で病院に搬送されて死者も出ています。
これ、本当に「電気」の融通がつかなくなったらどうなるんやろぅ?
原発反対、はまあ、言うのは勝手ですが・・・足らない分はどうするつもりかな?
原子力や化石燃料に代わる、(太陽光や風力などの)いわゆるクリーン・エネルギー世界的な占有率は全体のわずか「1%」程度にすぎないし、日本でも太陽光発電の技術は世界トップレヴェルだけど、それでも日本での消費電力のウチのたった「0.1%」しか賄えていないのが現状です。
東京電力なんかがやってる、「メガ・ソーラー」と呼ばれる超大規模太陽光発電ではいろいろ合わせて年間で1370万Kwを発電出来るらしいけれど、今の「原子力発電」ならたった10時間!程度で同じ電力を作ることが出来ます。
どう頑張っても今の時代、電気は要るやろ、と思います。
関西電力が「計画停電」・・とか言っただけで、私たちはもちろん小規模の有床病院ですら「お手上げ」状態でなすすべもないです。
そんなことになれば、おそらく死ぬ人・・一杯出ると思うのです。
そうなると、「命を守るために」原発を止めろ、と言う人たちの論拠がまるで分らなくなります。
少なくとも日本人の命を守るためにはかったくな電力が必要で、今の時点ではそれは「原子力発電」じゃないと実現出来ません。
もし、原発での発電を全て停止してオイルや石炭、に戻せば年間の「購入費用」はおおよそ、30~35兆円、産油国の原価が上がれば40兆円という莫大な経費がかかり、これは日本の年間の「国防費用」にも匹敵する額となってしまいます。
・・・って言うか、原子力の一体なにをそんなに恐れているのでしょう?
福島の原発事故はいわば「最悪の」、「拙い」、「場当たり的な」対応しか出来なかったににも関わらず、少なくともそれに関連した死者を出さず、少しずつではあるけれど収束に向かい始めています。
最悪、とは言うけれど、それでも現場の対応はあのチェルノブイリの時と比べるとなんぼかましです。
とにかく、あの時は(・・今もですけど)政府や東電の対応がいけなかった。
住民を避難させたりしたけど、実際なんの根拠もないのにただいたずらに恐怖をあおり、落ち着かせるところを逆に扇動して大混乱をきたしてしまいました。
もっともマスコミなんかも目茶、罪思いと思うけど・・彼らは「売れる(=気にかかる)」記事を書くのがもっぱらの仕事らしいので、それ見て鵜呑みにする方が悪いとも言える。
まともな医療関係者の間ではかなり正確な「評価」が出ていたし、あれほど大騒ぎする必要なんて無かったのです。
今、はっきり言いまして、1960年代のころにこの「日本列島」に降り注いでいた放射性物質の量は現在の原発事故後のこの日本を「汚染?」していると言われている量のなんと、「60倍」ですよ。
あのころは大気中の「核実験」なんが平気で行われていで、ストロンチウムとか一杯降ってきていたんです。
ですけど、・・わたしも含めてみんな「健康」です。
なんの心配もありません。
原発反対でも賛成でも良いけれど、もっと科学的に思考を整理しましょう。
「感情」ではなく、「現実」で物事を考えましょう。
このあと隣国の中国では50~70基の原発の建設計画があるそうです。
これを「止められる」のでしょうか?
事故の後、政府は原発プラントの輸出はしない、・・とか言ってたみたいですが逆に外国は、「売ってくれ」と要望を出して来ています。
日本人の命、日本の経済、日本の技術を守るためにはそれほど簡単に、感情的に「脱・原発」を考えてはいけない、・・というか考えられないのではないか、と・そう思います。