2011年7月アーカイブ

あなた、「歯周病」・ですよ。。

パール歯科医院はなんだか、「インプラント治療」だけしかやっていないような雰囲気が醸し出されておりますが、実はそんなことないんですよ。

普通の歯医者です。・・とりあえず。。 (-"-)

 

確かに院長であるわたしのインプラント歴は長いのですが、そもそも・と言うか基もと・・と言いますか、基本は「歯周病」治療で頑張って来ました。

それと、「根管治療=歯内療法」ですね。

何故に、この二つかと言うと ・・・この二つの治療が上手く行かないと即、患者さんの歯の「抜歯」につながってしまうからです。

 

あと、理由としては巷のほとんどの歯医者さんが何故かこの二つの治療をまともに「やらない」からですかね。 廻りがやらないのなら自分がするしか無いじゃないですか。

 

歯周病の治療はなかなか厄介です。...と言っても初期のものや、中程度の状態であれば別になんという事はないのですが・・・。

問題はかなり「重度」にならないと歯医者に来てくれないんですよね、患者さんが。

 

もちろん、今でもそうですけどもっと以前(・・少し若い時か?)には必死で歯周病を極めようと頑張ってました。

1980年代、歯周病治療の「メッカ=総本山」はスウェーデンのリンデ教授の下にありました。

 

行きましたですよ、教わりに・・・スウェーデンのイエテボリ大学まで。 そりゃ、もう頑張って(笑)。

 

当時、歯周病治療についての大きな流れはこの「北欧」ともう一方の「北米」に分かれておりました。

リンデ教授率いる北欧学派は・・なんと言うか、「こう言う理論でこうやれば治る!はず!!」という立場でしたし、北米(米国)では、「そんな理屈も大事やけど、とにかく先に手術でもなんでも手を動かさなあかんやろ!」 と言うようなスタンスでした。

「理想」学派と「現実」学派の対決のような・・・。

で、結局はどっちもどっちで、お互いにソコソコは正しかったのですけど・・、今から思えばリンデ先生の「やり方」はやはり、あまりに理想に過ぎたかな・・と感じています。

 

実際、たくさんやってみたんです・・なにしろ直々に教わったもので・・北欧式を。。

症例も作って、いくつもの「記録・証拠」も残してあります。

結論的には患者さんの「120%」の協力が得られれば、成功する方法ではありました。・・しかし、

 

そんな患者さん、そうそうは居りまヘンで。

みんな途中で投げ出しちゃうしぃ。。

 

そんな中で、なんとかどんな人にでも楽に歯周病の治療を受けて頂ける方法、やり方ってないのやろか?? しかも効果もちゃんと出て「治る」方法・・・?

このような流れの中で、今の当院の「歯周内科」治療につながるワケです。

今のとこ、これ以上ラクに治せる方法無いのと違うかな。

費用もそれほど、というよりウチの場合では「保険」を利用するより安くつくくらいですしね。

 

まっ、そんなことより歯周病はホントに出来るだけ「早期」の内に治しておきましょうね。

患者さんが歯を「失う」最大の原因はこの重度歯周病と、根管治療の「失敗」。 合わせて80%以上。

 

逆に言うと、ここだけをキチンとやっておけば、もう「インプラント」なんかする必要もなにも無くなるわけで、これほどハッピーなこと無いデスやろ??

 

4ヶ月ぶり

ちょうど今、医院の改装工事中で休診をさせて頂いている中、またまた「ソウル」まで出かけてきました。

観光旅行・ではありません。 例のソーン教授による「ピエゾ・サージェリー」の講義を聴くため、です。

 

最近、インプラント医院ではこのピエゾサージェリーの話題がブログなどに良く出てきたりします。

確かにとても便利な「機材」なので、使わない「手」は無いのですが日本では厚労省のガードが難く、この春までなかなか新しい機材の「申請」の許可が下りなかったみたいですね。

 

そんな中、この春のデンタルショウー以降、各社からいろんな「ピエゾ」機械が発売されているようです。

いろいろな商品の中から、どれを選ぶ、かは・・なかなか楽しいものです。

 

わたしもよく「相談」を受けるのですけど、・・とりあえずはどの程度インプラント治療に真剣にかかわるのですか?・・という部分で選べば良いと思います。

わたしは当然、自分のインプラント治療の師匠、ソーン教授の薦める「サージ・ボーン」という機械を使ってます。

これはイタリア製で、価格は高いのですが・・全ての面での第一選択になりうる機材ですね。

 

安いものは他にもあるんですけど、うっかり買ってしまって・・・どうしよう??、と悩んでおられるドクターも多々居られます。

やっぱし、ここはソーン教授のハナシを聞いてからでも遅くはないかと・・。

 

もう、ずいぶんと拝見させて頂いてますがソーン先生の外科技術は・・それはもう・・素晴らしいものです。

往々にして「軽視・蔑視」されがちなアジア人として国際舞台で大活躍されている事実がソレを物語っていると思うのです。

だってねぇ・・西海岸はともかく、もうそれ以上は・・あんまし行きたくなですぅ。。

 

 

 

 

 

パール歯科医院
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