歯科治療での「放射線」

今、福島の原発で大変な事になっていて連日、放射能物質による「放射線被曝」が話題になっています。

何とかシーベルトとか何ミリ・シーベルト・・・とか普段あまり馴染みの無い言葉がTVや新聞に出ています。

「シーベルト」とは簡単に言うと放射線の「量」を表す単位で、大体「Remレム」と同じくらいです。

1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト、となります。

 

報道では確か原発で任務についている電力会社や自衛官、消防の人たちの一時間辺りの被曝量の限界を例外的に100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げて対応していると言われていますが、これは1時間で、という話です。

 

ちなみに歯科医院で歯の部分的なレントゲン撮影を1回受けた時はネットなどで検索された方はご存知かもしれませんが、大体0.03ミリシーベルトくらい、と言われています・・・が、コレは人体の「生殖腺」での換算線量で、直接のその部分(Xを直接受けた)皮膚表面でのX線量はおよそ3ミリシーベルトくらいになります。

ただし、この数字は「1時間あたり」などではなく、まさに一瞬・・時間にして0.5秒前後でのハナシで、最近普及してきたデジタル方式での撮影だとさらにこの半分近くまでX線の量は軽減されています。

デジタルX線は普通、CCDセンサーで画像を受像するのですが、このセンサーの「感度」が非常に高い為に、当院でもX線を出す装置に「フィルター」をつけて、実際に飛んでくるX線の分量を落として運用しているくらいなんです。

皆さんが歯科医院で受けるレントゲン撮影は、放射線の量も全く「微量」で、本当は妊婦さんなどでも全く悪影響はありません。 安心して下さい。

 

パール歯科医院
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