上山博康 先生の話

昨日の日曜日、「上山博康」先生の講演を聴く機会があって、当院のスタッフ3名と大阪国際会議場まで行ってきました。

 

上山先生は日本を代表する「脳神経外科医」で、あの有名な福島先生と双璧をなす方です。

当日は、過去のTVで放映された映像を中心に脳神経外科医としての熱い想いを十二分に語って下さいました。

 

意外だったのは、この「脳神経外科」という科が今の日本では非常にマイナーで、この道を志す若い医師も稀であること。

一秒一刻を争う、緊急性の非常に高い診療科であるのに、なかなかその実態を他の「医師」らに理解してもらえないこと・・などを語っておられました。

 

とりわけ印象的だったのはもし万が一、脳神経外科での手術が失敗に終わってしまった時・・・。

「他の科での手術ならば力及ばず、最悪の場合となった時には患者さんがお亡くなりになられます。しかし、私の(脳外科での)手術では、万が一にも手術が不成功に終わってしまえば命を落とすどころか、もっと辛い「生き地獄」を押し付けてしまうことになるかも知れないのです。」

 

この言葉を聴いた時には背筋に「氷水」を浴びせかけられたような気がしました。

 

そんなシビアで残酷な手術にも全身全霊を賭して立ち向かわれる上山先生を見て畏怖の念を覚えると共に、・・・もしかしたら、この先生なら患者の命を助ける為には悪魔に魂を売る事も厭わないのでは、とそんなことを思ってしまったのです

いや、なるほど確かに、自ら覚悟してこの世界に足を踏み入れようとする若いドクターは本当に少ないかも知れません。

上山先生、福島先生には日本の至宝として人類のためにいつまでもお元気で頑張って頂きたい、と感じました。

 

 

パール歯科医院
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